鳥取は、山々が連なっていて桜や紅葉などの四季折々の自然が楽しめる場所です。また、日本海に面していることから、カニやシロイカ、マグロなどの美味しい海産物も堪能できるのも魅力です。そんな鳥取はバス旅で気軽に遊びに行けることから、人気を集めている観光名所と言えます。
ここでは、鳥取を訪れるならおすすめしたい人気の観光地を紹介します。
鳥取砂丘
鳥取にバス旅で来たら絶対に訪れたいのが、鳥取砂丘です。砂丘の規模は日本最大と言われていて、砂の造形美を堪能するために全国各地からたくさんの観光客が訪れています。最大の魅力は、日常生活では発見できないような不思議な光景を目にできることです。
例えば、風が吹いた時にできる波状模様の風紋は神秘的な光景だと言えます。砂に美しく模様が描かれる光景は非常に美しく、感動に値するといっても過言ではありません。その他にも、砂がすだれ模様になる砂簾、砂の浸食によってできる砂柱などの景色を満喫できます。
また、夕陽が砂丘に沈んでいく光景も大変美しく、カメラで記念撮影をする観光客がたくさんいますよ。さらに、鳥取砂丘では様々な種類の植物を観賞できることも魅力です。砂丘と言えば水が少なくて乾燥していることから、植物が育たないと思い込んでいる人も多いことでしょう。
ただそんな厳しい条件の中でも、鳥取砂丘ではコウボウシバ、ハマボウフウなどの珍しい植物を観賞することができるのです。砂丘を友人や家族と散策しながら、珍しい植物を発見するのは大きな楽しみだと言えるでしょう。
また、鳥取砂丘では色々なアクティビティに挑戦できることも特徴ですよ。特に若者から多くの支持を集めているのが、「ファットバイク」です。これは砂の上を軽快に走ることができる自転車のことで、鳥取砂丘の雄大な景色を楽しみながら運転することができます。
砂丘を知り尽くしているインストラクターが同行してくれるので、初めての方でも道に迷うこともなく気軽に遊ぶことができますよ。他にも、パラグライダーやラクダに乗るといったユニークなアクティビティもあります。
仁風閣という美しい建物
鳥取に旅行で出かけた際は、久松山の麓にある「仁風閣」もおすすめの観光名所です。「仁風閣」とは、フレンチルネサンス様式の2階建ての洋風建築のことです。きれいな白色で高級貴族が住んでいるかのようなお洒落な外観をしていることから、写真映えするスポットとして人気を集めています。
もともとは大正天皇の山陰行啓時の宿舎として活用するために、1907年に建築された建物です。中に入ると、当時の意匠を凝らした細々とした装飾を楽しめるのが魅力と言えるでしょう。特に二階へと続く螺旋階段は支柱が全く使われずに施工されていて、珍しい造りとなっています。
ケヤキを彫った厚板で支えられていて、当時の建築技術の高さを感じることができます。さらに、「仁風閣」は映画「るろうに剣心」のクライマックスシーンのロケ地でもあるので、映画好きな方にもおすすめの名所です。
青山剛昌ふるさと館
北栄町にある「青山剛昌ふるさと館」もバス旅で鳥取に来たら、一度は訪れたい観光スポットと言えます。そもそも北栄町は、人気アニメ「名探偵コナン」の作者である青山剛昌氏の生まれ故郷です。そのため、町内にはコナン大橋をはじめ、キャラクターをモチーフにした像などアニメに関連した名所がたくさんあふれています。「関連 - 日帰りツアー九州」
ゴールでウィークや夏休みの時期に出かけると、アニメのファンが記念撮影をしている光景を眺められますよ。
「青山剛昌ふるさと館」には、コナンをはじめ色々な種類の漫画の原画、青山剛昌氏のアトリエを再現したコーナーなどがあります。その他にも、キャラクターが使っている秘密道具を体験できたり、「名探偵コナン」についてのクイズを楽しめたりと飽きることがありません。
ただアニメを視聴しているだけでは分からないことも学べるので、アニメのファンにとって一見の価値があるスポットと言えるでしょう。
白兎海岸
白兎海岸は、鳥取で有名な出雲神話「因幡の白うさぎ」の舞台として知られる海岸です。広く美しい海岸であることから、夏には各地から多くのお客さんが訪れます。また、白兎海岸はラブストーリーの発祥地としても有名で、2010年には「恋人の聖地」として認定された歴史もあります。
このようなことから、カップルがデートスポットとして訪れることも少なくありません。海岸の西側には気多ノ前展望広場があり、晴天の日にはそこから鳥取砂丘や大山などの絶景を眺めることができますよ。また、「恋人の聖地」であることから、カップルの前途を願うことができる「愛の鐘」もあるのが特徴です。
その他にも、海岸の裏手には「白兎神社」と呼ばれる神社もあります。別名「大兎大明神」とも言われ、「因幡の白うさぎ」の神話にちなんで皮膚病にご利益があるとして昔から親しまれてきました。恋愛のパワースポットとも言われているので、恋人が欲しい人は訪れてみると良いでしょう。
水木しげる記念館
鳥取にバス旅に訪れた際は、境港市にある「水木しげる記念館」もおすすめの観光名所です。そもそも境港市は漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である水木しげる氏の故郷として地元では有名です。したがって、地域活性化目的で、市が記念館を地元に作ったというわけです。
「水木しげる記念館」では、水木しげる氏の人生をはじめ、今まで創作した漫画や妖怪などが細かく展示されています。また、実際に水木氏が使用していたアトリエが再現展示されているのも特徴です。したがって、水木ワールドが好きな人にとって一度は訪れたいスポットだと言えるでしょう。
また、境港駅から800mほど歩いた場所には「水木しげるロード」という名所もあります。こちらには、鬼太郎やねずみ男、猫娘などアニメで人気のキャラクターのブロンズ像がたくさん並んでいます。200体以上ものブロンズ像が飾られていて、旅行の記念に写真撮影をする観光客の姿をたくさん目にできますよ。
「水木しげるロード」には鬼太郎関連のお土産屋さんもいくつかあるので、友人や家族にお土産を買うのにぴったりです。さらに、妖怪の消印をつけて届けてくれる「妖怪ポスト」もあるので、友人や仲の良い人に手紙を書いてみると良いでしょう。